聴覚の具体化

7月 9, 2019 0 投稿者: admin

医師が働くとき、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションについて、聴覚的な影響も意識しなければなりません。これは話す内容についてではなく、相手が聞いたときの声色や声の大きさなどの印象を指します。医師のアルバイトであっても同じことが言えるでしょう。
相手に威圧感を与える話し方は、高いトーン・大きな声・早いスピードの三点が挙げられます。これらの逆を意識することが大切ですが、やり過ぎも禁物です。例えば抑揚のない小さな声で、ボソボソと聞き取りにくく話してしまうと、今度はやる気のなさや自信のなさとして伝わってしまいます。患者は何かしらの不調があって来院しています。聞きやすい適度な大きさで、なるべくゆっくり話すことで安心感を与えられます。特に高齢者も多いことから、相手を見極めてスピードや声の大きさを変えていきましょう。また、スタッフに仕事の指示などを与えるときには、大きめの聞き取りやすい声を意識しましょう。
他にも、声のトーンも重要な要素です。患者の言葉に合わせて感情を乗せて抑揚をつけ、例えば患者が嬉しい報告をしてくれたとき、自分も嬉しそうな抑揚をつけて対応します。逆に調子が悪そうなときには、心配そうな抑揚を意識します。これにより、患者は「自分が親身に話を聞いてもらえている」と感じ、信頼関係を築きやすくなります。感情が上手く乗っていないときには、冷たく無機質な印象を与えてしまいます。
人は話す内容よりも、ノンバーバルな部分が大きく相手に伝わります。自分では気付けない部分も多いですので、病院のスタッフに聞いてもらう・一人で録音をしてみるなどをして、一度客観的に聞いてみることも有効です。人は、自分が思った通りに話せていないことも多く、訓練が必要な部分も大きいそうです。

医師としてアルバイトをする場合でも、患者と向き合うはずです。向き合った患者により安心感を与えるためにもこうした ノンバーバル(非言語)コミュニケーションも意識していくとよいでしょう。